遺品整理と特殊清掃の繋がりについてわかりやすく解説
当たり前の話ですが、遺品整理と特殊清掃は別のサービスで、行うことは全くことなります。ですが、両者には切っても切れない繋がりが、特に特殊清掃には遺品整理が必要不可欠です。ここでは、遺品整理と特殊清掃についてできるだけわかりやすく解説いたします。
結論!遺品整理と特殊清掃の繋がり
分かりやすく例を出して解説します。
まず、マンションの1室で一人の人間が孤独死したとします。
孤独死のため発見は死後1カ月で季節は冬。暖房をつけたままお亡くなりになられたため、当然遺体は腐敗が進み、体液などが漏れて、カーペットや床にまでしみ込んでいる状況です。
腐敗が進んだため、臭いも立ち込めており、遺族の方も中に入ることができない状態です。
ここで、必要になってくるのが、特殊清掃です。
特殊清掃を行うことにより、臭いを除去し、体液などにより汚れてしまった部分も綺麗にし、細菌・ウィルスなどの感染を防ぐため除菌を行い、安全が確保されました。ここまでが特殊清掃の範囲です。
続いて遺族の方は、その場所が賃貸にしろ持ち家にしろ、残された家財道具・家具家電・日用雑貨など家の中のものをどうするのか決めなければなりません。
これは全て故人の遺品になりますので、それを整理するということで、ここから遺品整理が始まります。
つまり、特殊清掃の後は遺品整理が必要ということになります。
もう少し厳密に言うと、ご遺体があった住居の特殊清掃後は遺品整理が必ず必要になります。
そのため、遺品整理と特殊清掃の繋がりと言っても、特殊清掃からの一方的な繋がりであって、遺品整理から特殊清掃に繋がることというのはまず、考えられません。
遺品整理と特殊清掃の違い
両者の繋がりがわかったうえで、次は両者の違いをざっくりと解説します。
遺品整理と特殊清掃
遺品整理とは、前述した通り故人の家財道具や家具家電、生活雑貨を整理することです。
特殊清掃とは、ざっくり言うと掃除にあたりますが、ただの掃除ではなく特殊な掃除。
通常の掃除では除去しきれない汚れや臭いが対象となります。
なので、特殊清掃は範囲が幅広く、前述した孤独死のように遺体現場だけではなく、ゴミ屋敷や汚部屋、犬猫屋敷の掃除にも該当することがあります。
まとめ
できるだけわかりやすいようにざっくりと解説しましたが、遺品整理と特殊清掃の繋がりはご理解いただけましたでしょう。
特殊清掃の業者は基本的に遺品整理も行っているところがほとんどなので、別々に依頼するよりは、特殊清掃業者に遺品整理もまとめてご依頼する方が段取りもスムーズで料金もお安くなるかと思います。